13人が本棚に入れています
本棚に追加
「梓、あのさ…」
「な、なに?」
いつもとは違って真剣な表情の将悟に、
梓は少し戸惑いながら答えた。
「俺………これからも、お前をいじめ続けていきたい!!!!」
ドアの陰から覗いていたクラスメイトたちは、
今すぐ将悟を殴りに行きたいと思った。
何かが違うだろ!!!!
しかし将悟は、決まった…という顔をしている。
梓は、はぁ!?という顔をした後、いつもの冗談かと思い、
「何言ってんの?嫌に決まってんじゃん」
と、笑いながら梓も冗談で返した。
だが将悟は、口をぽかんと開け、目を見開き、
フラッとしてそばにあった机に倒れこんだ。
最初のコメントを投稿しよう!