13人が本棚に入れています
本棚に追加
将悟にしてみれば、決まったと思ったパンチを、カウンターで返されたような状況である。
梓はそんな将悟の様子に訳が分からず、
とりあえず駆け寄った。
「ど…どうしたの将悟!?なんなの?」
弱々しい声で将悟が答えた。
「…ふっ、勇気を振り絞った告白をそんな明るく断られたら、俺だってショック受けるっつーの…」
告白!?!?!?
梓にそんなのされた覚えはない。
「し…将悟、今、告ったの?」
「そうだよ…」
「その…あたしに?」
「他に誰が居るんだよ」
「じゃあ、あたしと…つっ付き合いたいの?」
「だからそう言って…」
最初のコメントを投稿しよう!