13人が本棚に入れています
本棚に追加
泣いてはいないが、今にも泣きそうな、悲しい表情をした将悟が、そこには居た。
「ごめんな…やり過ぎた。こんなんじゃ、意味ないよな…」
優しく梓の頭を撫でながら、小さい声で将悟が言った。
そんな将悟を見て、梓の心は怒りから心配へと変わっていた。
どうしたの?
今日の将悟、なんかおかしいよ…。
「も、もぉいいよ…」
梓は、
そう言うのが精一杯だった。
梓の腰が治るまで、しばらく2人はその場に居た。
最初のコメントを投稿しよう!