異変

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  梓がCDを見て回っている間、 将悟はずっと試聴コーナーで X/Xの曲を聴いていた。   もちろんMDにとってあるのが家にぁるが、ここで聴くのがいいらしい。   梓にはよくわからないが。    お店に入ってから30分程経った頃、 最新コーナーに立っている梓に将悟が近づいてきた。   「いや~やっぱりいいな!!他のアーティストとは違うよあいつらは!!まずソウルが違って歌詞がよくてうんたらかんたら」   この話は長くなる。 直感した梓は軽く流して聞いていた。   X/Xは、 主にラップの曲が多く、歌詞は確かにいいがリズムが早すぎて歌詞カードがないと何を言っているかよくわからない。   バラード系が好きな梓には、正直あまり良さがわからない。     だけど、X/Xの事を話している時の将悟は、とても楽しそうで、 梓はそれを見ているのは好きだった。     良かった、いつもの将悟に戻った。   今日様子がおかしいと思ったのは、気のせいだったのかな?  
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