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夕方のラッシュで駅の中はごった返してぃる。
梓は小柄な体型なため、簡単に人の波にもまれてしまう。
そんな梓のピンチをよそに、
梓の正面2，3ｍ先を歩く将悟。
将悟は梓と違って身長が高く歩くスピードも速い。
将悟の後ろ姿をかろうじてとらえるのが精一杯の梓は、
どんどん置いてかれていく。
ちょっとくらい待ってくれたっていいじゃん!!
将悟の冷たさと人ごみによって、梓のイライラは次第に増してきた。
「ちょっと将悟!!待っ…」
バコン!!
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