13人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前…くくっ声…でけぇよっしかもアホたれって…ぶはっ」
笑いすぎて言葉を途切れ途切れにしながら、
将悟が出てきた。
「さっ…最っ低、隠れてたの?!」
真っ赤になって涙目の梓。
そんな梓をからかうように、わざと声を高くして将悟が言った。
「隠れてたんじゃなくて、待ってたの」
嘘だ。
将悟は一番最初に梓が呼んだ時から、もう気付いていた。
梓が困っているのを面白がっていたのだ。
最初のコメントを投稿しよう!