将悟と梓

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  将悟はいつもそう。   わざと梓を慌てさせるようなことをして、 パニくる梓を楽しそうに見ている。   梓をいじめるのが趣味と言っても、過言ではない位だ。   この、ドSめ!!   「もぉ~将悟のせいで恥かいちゃったじゃん!!ばかばかばかばか」   悔しさのあまり全てを将悟のせいにする梓。   梓にポカポカと叩かれながら、 将悟は目を細くして梓を見ていた。   そして、梓の頭をポンポンと撫でた。   「はいはいごめんごめん」  「あたしは子供か!!」   将悟の余裕の態度にますます腹が立つ。   「お前の声は聞こえるよ、いつでも、どんな所でも」 
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