第一印象

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私は何を言って良いかわからず、口をパクパクさせていた。 「きゃ~紗弥ちゃんの胸おっきくて気持ちい~」 尚も触り続ける田辺さん。 私は意識を取り戻した。 「止めて下さい!」 そう言って、少し離れた。 「あ~ぁ、まだ触りたかったのに~」 田辺さんはつまらなそうに手を動かしている。 「そんな顔したってダメです!」 「ぷー…」 「むくれてもダメです!てか、いくつですか!?」 「え?今年で26」 「それは知ってます!もー!そう言うんじゃなくてー!」 病室だと言う事も忘れて私は叫んだ。 こんな綺麗なのに中身オヤジ!? 私の感動を返せぇぇぇ! 「まぁまぁ落ち着いて。ここ病室だよ~紗弥ちゃん」 貴女のせいじゃないですか! って言ってやりたいのをガマンして、私は謝った。 「す…すみません」 「紗弥ちゃんはいつまであたしのお世話してくれるんだっけ?」 「あ……3週間です」
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