―自由―【繋がれた鎖】

2/14
前へ
/138ページ
次へ
必死に逃げるけど、細い道に暗闇。 「……見つけた…」 「え!!」 さっきまで後ろに居たはずの男が突然前から出てきた 「僕からは逃げられないよ?君の事は何でも知ってるんだから…」 ニヤリと笑い、徐々に近付いてくる。 逃げようと思い、来た道を 戻ろうとした。 ズコッ!! 何かにつまづき、派手に前へと転んでしまった。 振り返った時には、私の脇腹には男が持っていたナイフが深く刺さっていた。 刺さるとは思ってもみなかったのか、ナイフがささっているのが分かった男は、動揺しながら逃げるように走り去っていった。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加