オレは辛かった

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オレは辛かった

妹か入院してから、親父とおふくろは昼間も夜も働いた。別人のように親父は、変わった。しかしオレは、親戚の所やおふくろの友達の家に転々とあずけられ、まだ3歳中ばのオレには、わからなかった。毎日毎日泣きじゃくるオレ、やっともの心つく4歳ごろになるとたまに親父とおふくろが会いに来てオレと遊んでくれた。嬉しかった。子供心にまたおいて行かれるのでは、と夜になると辛い反面恐怖を感じるようになった。何故オレは何時も置いて行かれるかと時には、妹も恨んだ。やがて託児所にあずけられ友達もできた。しかしたまにしか来ない。やがて6歳になり親父とおふくろの一生懸命働いて居るのは、妹の病院代だときずき、あやされては、置いてかれるオレは、子供心ではあるが、人を信じる事が出来なくなりみんなグルだと死ぬほど泣いた。やがて親父とおふくろが迎えにきた。顔も親父もおふくろもやつれていた記憶が残っていた。しかし優しくしてくれる親父とおふくろからオレは、離れる事はなかった妹も家に外泊許可をもらい寝たきりと言え4人で住める事になる妹は、6歳になっていた。
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