陽明学園へようこそ

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うんざり顔で座っていた少年、観月朔(ミズキサク)が立ち上がった。 額に青筋が浮かんでいるのは多分、気のせいではない。 「かわいいじゃないの。観月ちゃんって」 悪びれなく笑う。 「じゃあてめえのことはあーちゃんって呼ぶぞ」 「なんですって…?」 たちまちにらみ合いになってしまったので、とりあえず止めようとするのだが、
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