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「はぁ…」
陽明学園専用、と書かれたタクシーに乗り込むと、晴海は座席にもたれかかった。
タクシーは滑らかに走り出す。
「お兄さんは一年生なの？」
「あ、はい」
少し退屈していたのも事実だったので、晴海は身を乗り出した。
「陽明学園の生徒会…何て言ったっけ？」
運転手に聞かれ、少し考えて
「陽明会…？」
「そうそう。今の陽明会はとても優秀らしいね」
「へー、そうなんですか」
「ああ」
車は、だんだんと山道に入っていく。
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