図書室にて待ってます

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その言葉により、二人の男が心に傷を… 負うほど、ヤワな奴らではなかった。 「フラれたわよ。あなた」 「フラれたのは寮長の方でしょう?」 「何を言ってるのかしら?寝言は寝てる時に言いなさい」 「大体、晴海は誰が好きなんだよ?!」 好きも嫌いも、男同士であるわけがない。 晴海は、観月に視線で助けを求めた。 「中野、寮長」 「なあに?観月ちゃん」 「晴海は俺のことが好きみたいですよ」 慌てたのは二人ではない。 「み、観月先輩?!」
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