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その言葉により、二人の男が心に傷を…
負うほど、ヤワな奴らではなかった。
「フラれたわよ。あなた」
「フラれたのは寮長の方でしょう?」
「何を言ってるのかしら?寝言は寝てる時に言いなさい」
「大体、晴海は誰が好きなんだよ?!」
好きも嫌いも、男同士であるわけがない。
晴海は、観月に視線で助けを求めた。
「中野、寮長」
「なあに?観月ちゃん」
「晴海は俺のことが好きみたいですよ」
慌てたのは二人ではない。
「み、観月先輩?!」
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