ゼアとヒア

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その先は文字が霞んでいて読むことは叶わなかった 「悪魔の宴…ここで何かあったんだ!」 ゼアは土レンガの街全体を見やった 黄土色が続く先に一点だけ調和のない不自然さがあった ゼアが歩み寄って確認するとそれはシミように見えたが間違いなく赤色… そう、血の渇いた痕跡だった 「うわぁっ!!」 思わず悲鳴を上げながら腰を抜かしてしまった 大地に生き血を吸われる… 恐怖がゼアの心を包み始める
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