プロローグ

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ここはフィラデルフィアの人里離れた山奥の倉庫の地下施設。テロ組織がここで核開発に着手してるとの情報が入り、FBIの特殊テロ対策部隊が出動していて、エレベーターでは下りず、長い階段を下りて研究所に入るドアの前で待機していた。 FBIテロ対策特殊部隊に所属して1年目のマイク・ジェームスは核研究所への突入を前にして緊張していた。 マイクは183cmで痩せているが筋肉質なブロンドヘアーの白人。年齢は20歳である。 出動はこれで4回目だがまだ心臓の動きが激しくなっていくのが胸に手を当てないでもわかるほどに緊張していた。 「マイク。あまり肩に力を入れるな。大丈夫。楽なミッションだ。」 隊長のエディ・グリフィンがマイクの背中を強めに二回叩いた。 エディは190cmのマッチョでスキンヘッドの黒人。年齢は42歳。妻子持ちで、鬼隊長と恐れられているが、妻の前では相当腰が低い。実はMなのではという噂もちらほら… マイクは少し緊張がとけたようで。突入に備えて銃の安全装置をはずし、ヘルメットをかぶった。
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