384人が本棚に入れています
本棚に追加
僕はその晩はれいが天ぷらをご馳走してくれると思い込んでいた。
しかし、
そうではなかったのだ…。
「ユウ、天ぷらって…どう作るの?」
平然と聞いてくるれい。
「へぇ?」
思わず気の抜けた声をだしてしまった。
「ねぇ~ユウ。どう作るの?」
その晩の天ぷらは、教えるのが面倒だったので、僕が作ることにした。
「うゎ~スゴ~イ。」
とかれいが無邪気に言うから、
「また今度、教えてやるよ。」
なんて言ってしまう僕だった。
最初のコメントを投稿しよう!