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暗くて
出口のない
部屋
一筋の光も入ってこない
自分だけの世界
何処までも
続く
真っ暗な世界
ふと
何か光った。
真っ暗な世界に
光なんてはいるはずがない。
だけど
光ったんだ。
そこにたどり着くと
明るい世界が広がっていた。
花や木が
辺り一面に広がっていて
綺麗…
その中心に一人
泣きながらこっちを見てる。
僕は
近付いた
その子は
僕を
『おかえり』
って言って
強く
抱き締めた。
…どれだけの時間が
過ぎたのだろう。
ふと来た道を見ると
なくなっていた。
真っ暗だったのに…。
そうか
僕は
この人と逢ったから抜けだせたのか
…今は楽しくすごしている。
もう真っ暗な世界には戻らないだろう。
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