騒がしかった1日の終わり

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優乃が風呂に入ってるときに電話がかかってきた。 「はい。もしもし…」 相手は親父だった。 『おう、大河! 今日はとっておきの1日になっただろう?』 親父は高笑いしていた。 「あぁ。これからは退屈しなさそうだよ…まったく…先に言ってくれよな、こういう大事な事は! しかも若い男女が2人きりとか危ないと思わないのか!?」 俺は反論してやると親父はまた高笑いしていた。 『何言ってんだよ、そんな度胸もないくせに。ハハハハハ!!』 図星をつかれた俺は反論できなかった… ウザイな…切ってやろうか… 受話器を置こうとすると、急に親父の声が真剣になった。 『それにな。優乃ちゃんがお前のとこに行きたいと言ったから、そっちに行かしたんだぞ?』 「え?」 俺は一瞬呆然としてしまった。 そこで、優乃ちゃんが風呂から上がってきて、俺に話しかけてきた。 「ありがとう、大河君。電話してるの?」 「う、うん。親父だから電話変わってくれる? 俺風呂に入るから…じゃあな親父。優乃ちゃんに変わるよ」 そう言って優乃に電話を変わり、風呂に入った。
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