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「あのさ、優乃ちゃん…」
俺がつぶやくと、優乃ちゃんは不思議そうに尋ねてきた。
「何、大河君」
「実はさ…親父に聞いたんだけど…優乃ちゃんは、俺に会いに日本に戻って行ったって…」
俺が真剣な顔で聞くと、優乃ちゃんは少し暗い顔になった…
「別に怒ってるわけじゃないんだ…ただ、本当の事を知りたいだけで聞いてみたんだ」
そう言うと、向こうは少し泣きそうになっていた。
「ごめんね…言いたくなかったら別に言わなくていいから…明日は早いからさ。じゃあ、おやすみ…」
俺はそう言って、自分の部屋に戻って行った…
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