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入学式
ジリリリリン!!
目覚ましの音で目が覚める。
どうやら俺は夢を見ていたみたいだ。
起きあがろうとベッドに手をつこうとしたら何かに触れてしまった。
「うわっ!?」
思わず叫んでしまい、ベッドから落ちてしまう。
「な、何で優乃ちゃんが、ここにいるんだ!?」
俺の驚愕の言葉で優乃ちゃんは目を覚ました。
「あ、おはよう。大河君。私寝てたみたいだね…テヘヘ…」
そう言って優乃ちゃんは自分の頭をコツンと叩く。
俺はかわいいと思って頬を熱くしてしまいながら、昨日のことを思い出した。
あの後、優乃ちゃんは泣き疲れて、俺のベッドで寝てしまったんだよな…
俺もすぐ起きるだろと思い、横になっていたら、いつの間にか寝てしまっていたみたいだ…
俺は顔全体が熱くなってしまい、優乃ちゃんはそれを見て、頬を赤らめた。
「お~い、優乃ちゃん? はぁ…今日もこんな調子かよ…」
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