入学式

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学校に行くまでに俺たちはいろんな事を話した。 「じゃあ、簡単に言うと、優乃ちゃんは大河のお嫁さんになるために戻って来たんだ…またスケールがでかい話ね」 美希がそう言うと優乃ちゃんは照れていた。 そして俺はものすごく恥ずかしかった。 そこを光ににやけながらつっこまれた。 「おいおい、大河。そんなに恥ずかしそうにしてどうしたよ?」 「う…」 俺は言い返す言葉が思いつかなかった。 どうにも嫁とか結婚と言う言葉は刺激が強すぎる。 早く慣れないと、そのうち失神するかも… 俺はビビりながらそう思った。 すると美希もにやけながら俺に近づいてき、 「もうちょっとしっかりしないとね。ね? た・い・が!」 バシッと俺の肩を連続で叩きながら言った。 俺は、この先どうなるだろう… こうして不安がいっぱいの学校生活が、今日から始まった。
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