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すると優乃ちゃんは何かを思いついたようで手を叩いた。
「大河君。デュエットしようよ!」
「デュ、デュエット!? 本気で言ってるの!?」
「本気だよ? 私は大河君と一緒にこの歌を歌いたいんだ」
優乃ちゃんがそう言ってマイクを持ったので俺も慌ててマイクを持った。
その曲は、俺達が昔一緒に歌っていた曲だった。
俺は昔のことを思い出しながら歌った。
曲が終わり俺は優乃ちゃんの手を握りながら礼を言う。
「ありがとう…優乃ちゃん。忘れてたものを思い出すことができたよ」
「こっちこそ…ありがとう」
優乃ちゃんは笑顔でそう言ってくれた。
そんな俺たちを見た美希は光に声をかけていた。
「私達もデュエットしましょう!」
「任せろ! 最高の歌にしよう!」
曲が流れはじめ、二人は歌い出した。
この二人も息がピッタリだ。
俺は光と美希が付き合ってる様な感じに見えた。
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