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「もうお昼だね。話してて分からなかったよ」
「そうだな…おなかすいただろ? 何か作るよ」
俺はキッチンに向かう。
「ごめんね。大河君。こんな事になって…」
優乃ちゃんは申し訳なさそうに言ってきた。
「気にしないで。そのことは親父にちゃんと聞くから。それに俺一人だったから退屈だったし、こうして一緒に暮らせるとなると俺も嬉しいんだよ」
優乃ちゃんはそれを聞き、嬉しそうに微笑みながらうなずいた。
「材料がなかったからさ。焼き飯作ってみた」
器を1つ優乃ちゃんに差し出す。
優乃ちゃんはそれ一口食べて少し驚いていた。
「おいしい…おいしいよ!」
優乃ちゃんがそう言ってくれたので俺は満足した。
やっぱり優乃ちゃんは笑っている方がいい…
そう感じながら昼食を食べた。
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