天使来たる

5/5

27775人が本棚に入れています
本棚に追加
/858ページ
「あれ? 俺何か忘れてるような…」 俺はふと思った瞬間にチャイムが鳴り、思い出した。 ヤバい、忘れていた! 今日は昼から友達の光と遊ぶ予定だったんだ! でも家に優乃ちゃんが居るし…もう断るしかないよな… そう思っていると、優乃ちゃんがすでに玄関の扉を開けていた。 「どちら様ですか?」 優乃ちゃんはそう聞くと光はもの凄く驚いていた。 「え!? あ、あの大河は?」 「少し待っててください。大河くーん!」 優乃ちゃんが俺を呼んだので、慌てて優乃ちゃんと交代した。 「よ、よう。悪いな、光…今日はちょっと…」 俺は謝ると光は何か面白そうに笑っていた。 「なに、彼女? しかも一緒に暮らしてるのか? 熱いね~。それじゃあな。この埋め合わせは必ずしてもらうぜ」 最後はにやけながら光は帰っていった。 「どうしよ…誤解されてる!」 顔に冷や汗が流れる。 質の悪い奴にバレてしまった… そう言えば優乃ちゃんはどこの学校に行くんだろ? 「優乃ちゃんはさ、どこの学校に行くの?」 「大河君と一緒だよ! 手続きもすんでるし」 親父め…手が込んでやがる…
/858ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27775人が本棚に入れています
本棚に追加