27775人が本棚に入れています
本棚に追加
/858ページ
「あれ? 俺何か忘れてるような…」
俺はふと思った瞬間にチャイムが鳴り、思い出した。
ヤバい、忘れていた! 今日は昼から友達の光と遊ぶ予定だったんだ! でも家に優乃ちゃんが居るし…もう断るしかないよな…
そう思っていると、優乃ちゃんがすでに玄関の扉を開けていた。
「どちら様ですか?」
優乃ちゃんはそう聞くと光はもの凄く驚いていた。
「え!? あ、あの大河は?」
「少し待っててください。大河くーん!」
優乃ちゃんが俺を呼んだので、慌てて優乃ちゃんと交代した。
「よ、よう。悪いな、光…今日はちょっと…」
俺は謝ると光は何か面白そうに笑っていた。
「なに、彼女? しかも一緒に暮らしてるのか? 熱いね~。それじゃあな。この埋め合わせは必ずしてもらうぜ」
最後はにやけながら光は帰っていった。
「どうしよ…誤解されてる!」
顔に冷や汗が流れる。
質の悪い奴にバレてしまった…
そう言えば優乃ちゃんはどこの学校に行くんだろ?
「優乃ちゃんはさ、どこの学校に行くの?」
「大河君と一緒だよ! 手続きもすんでるし」
親父め…手が込んでやがる…
最初のコメントを投稿しよう!