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「犬と猫だよ」
司はフッと園児らしい天使のような笑顔で言った。
女の子はまだしゃべることに慣れていない。
2人の年齢から言えば司のようにきちんとしゃべる方が難しいのだが、司は英才教育を施されてきたのだ。
「はあともにゃんにゃん作る!」
突然イスからジャンプして地面に着地し、てきとうにパズルを持ち、てきとうにはめる。
「違う!これはまだ使わない!ここじゃない」
司がそのピースをはずす。
心なしか、女の子が悲しそうにした。
それに気付いた司は自分が今持っていたピースを女の子に渡した。
「それ、ここにはめろ」
女の子がそっとはめた。
「あ!!ぴったりだ!ぴったりさん見つけるんだね!!」
女の子が嬉しそうに笑う。
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