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もう、生きてるの、ツラいよ…
死にたいよ…
もう、生きてても、意味がないよ…
死にたいよ…』
彼女の袖をめくり、腕を見つめて、彼女の計り知れないつらさと悲しみを見た。
腕に負った
何本ものリストカット…
彼女がどれほど、彼を愛してたか、その傷が物語ってた…
彼女の友達から、噂で聞いた事を思い出した。
『ドラッグじゃなくて、睡眠薬を服用してたんだ…』
俺は、打ち明けられた事実を知り、何も言えなかった…
ただ、独りにしとけなかった…
独りにすれば、また、自殺するかもしれないから…
それから、俺は、マメに、Mailや電話をして
励ます意味も込めて、
彼女と連絡を取り合ってた…
そんなこんなで、季節は、移ろい、少しは、傷が癒えた頃、
季節は春を迎え、僕らは、卒業を迎えてた…
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