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再会…
あれから、2度目の春が訪れ、俺は、恋したり、失恋したり、色々経験してた。
そんな、ある日、郵便ポストに、同窓会のお誘いハガキが来てた。
久々の同級生との再会。
俺は、ハガキに記された日にちを見て、その日を待ちわびてた…
そして、同窓会がある日、胸を高鳴らせ、会場へ足を運んだ…
懐かしい顔ぶれ…
あどけなかった、皆がやけに、大人に見えてた。
結婚した友達。
母や父になった友達。
夢をつかんだ友達。
夢の為にがむしゃらに走り続けてる友達。
危ない世界へ入った友達。
仕事をしてる友達。
『皆、それぞれに、頑張ってるんだな』
懐かしさに浸りながら、皆と喋ってると、独りの女性が声をかけてきた。
『久しぶり!元気にしてた?』
見たことない、女性に声をかけられ、戸惑った。
『依然、何処かで…』
『相変わらず、バカやね!あたしよ!
彼氏を事故で亡くした。』
『○○○?』
『やっと、分かったの?』
『お前、変わったな。誰かと思ったよ!』
高校時代、美人でもブスでもない、ふつうの彼女が、今では、がっつり、メイクして、派手目のイマドキの格好をしてた。
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