第三話~異界へ~

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ジャンヌはそのまま言葉を続けた。 「閻魔(えんま)を倒せ。」 「閻魔?閻魔って地獄にいる閻魔大王のこと?いるわけないじゃん。」 カイトはバカにしたような口ぶりでジャンヌに言った。 「…私は人の魂が入った剣だ。それぐらい貴様にも分かるだろう?」 カイトはそうだったのかと思い、適当に相づちを打った。 「なら閻魔がいてもおかしくはないだろう。」 なんだか上手く言いくるめられた気がしたが、カイトは頷いた。 「2年だ…2年間でお前を強くしてやる。」 「あっそ。」 カイトはどうせすぐ飽きるだろうと思ったので、適当な返事をした。
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