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あれから2年…
カイトは十二歳になり、とうとう閻魔を倒す日がきた。
「カイト…今日が閻魔を倒す日だ。準備はいいな?」
「ああ。」
カイトとジャンヌは仲良くなり、カイトは立派な少年剣士になっていた。
だがカイトは閻魔がどこにいるか知らない。ジャンヌに何度聞いても教えてくれなかったのだ。
「閻魔はどこに…?」
「…異界だ。」
「それって何階?」
それからしばらく沈黙が続いた。
始めに沈黙をやぶったのはジャンヌだった。
「私をかかげて叫ぶんだ。異界に行ける合言葉…カイトなら知っているはずだ。」
カイトは合言葉など知るはずもなかった。
しかし頭のなかに言葉が浮かび、カイトはジャンヌをかかげて大声で叫んだ。
「ふとんがふっとんだ!!」
するとカイトとジャンヌは謎の光に包まれて消えてしまった。
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