第三話~異界へ~

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あれから2年… カイトは十二歳になり、とうとう閻魔を倒す日がきた。 「カイト…今日が閻魔を倒す日だ。準備はいいな?」 「ああ。」 カイトとジャンヌは仲良くなり、カイトは立派な少年剣士になっていた。 だがカイトは閻魔がどこにいるか知らない。ジャンヌに何度聞いても教えてくれなかったのだ。 「閻魔はどこに…?」 「…異界だ。」 「それって何階?」 それからしばらく沈黙が続いた。 始めに沈黙をやぶったのはジャンヌだった。 「私をかかげて叫ぶんだ。異界に行ける合言葉…カイトなら知っているはずだ。」 カイトは合言葉など知るはずもなかった。 しかし頭のなかに言葉が浮かび、カイトはジャンヌをかかげて大声で叫んだ。 「ふとんがふっとんだ!!」 するとカイトとジャンヌは謎の光に包まれて消えてしまった。
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