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私は許さない。
お兄様を奪った新撰組を――。
あの日、そう心に誓ったのだ。だから、行うお兄様の為に。
私は手にスタンガンを持った。
そしてあの男の元に。
ビリビリッ!
どんな奴ども倒れるぐらいの電力にしておいた。
起こしてみてもピクリともしない。
どうやら効果はあったみたいだった。
別室へて運ぶ。
当然の事だが、男だし重かった。
一人では運べない。
使用人に別室に運ぶよう命令した。
使用人には顔を変えずにすんなりと男を運んだ。
なるほど、珠洲川(スズガワ)家はこんなの当たり前だったのだ。
苦笑した。
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