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初めまして、白き獣との出逢い
玄武は、厳しい目で桜華を見つめたまま言った。
「繭羅殿、貴女を主として認めるわけにはいきません」
玄武の言葉にトラは慌てて叫んだ。
「玄武❗朱雀の目の前で‼」
だが、玄武はトラの(注意)言葉を無視して、桜華に同じ言葉を言った。
朱雀と桜華を引き離すことを忘れず。
朱雀は呆然と玄武、桜華を交互に見た。
桜華の力の輝き、容姿に声色は、朱雀が知っている桜華と同じだった。
朱雀は、ポンっと玄武の肩を軽く叩いて言った。
「・・・玄武、彼女はどこから見ても桜華・・・いや、姫癒羅じゃないか」
朱雀の言葉に玄武は、ガク―――っと肩を落とした。
朱雀、玄武、桜華以外は、安堵のため息をついたのであった。
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