メランコリック

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恐らく私は淋しい人だろう。 恐らく私は悲しい人だろう。 何故生きているかの意味もわからずに、そんなものは一生を費やしてもわからないだろうという事に絶望と失望に明け暮れながらも切望している私はメランコリーなのだ。 名もない一人の人間。 それが私。 泥で汚れた顔を拭おうともしない私を見て彼女はこう言った。 「una」 と。
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