ほのぼの学園

夏休みの振り返り

教室の一番隅に置いてあるハルの机の上に２人で弁当を広げた。

ハル
「そういや今日のレンジ君はマリン嬢の愛　妻弁当だったな。」

憎らしい笑みを浮かべながらハルは嫌みったらしく言った。

レンジ
「てめェ一口でも食わしたろか………！」

レンジの目はマジだ………。

一学期のころからマリンは時々レンジに弁当を作っては渡していた。それもレンジがたまたま弁当を持ってきてない日を狙ったかのように………。

それよりも怖いのは肝心の中身である。

弁当箱と同じ大きさの卵焼きがまるまる入っていたりご飯に練乳をかけてあったり見た目ハンバーグで味がなぜか草っぽかったりとかなりデンジャラスなものが入っている………。

記念すべき第一作目は塩の代わりに砂糖をまぶしたおにぎりだった。そこで優しいレンジが『美味しかったよ！』なんて言ってしまったものだから………。