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2人が叫ぶとクラスの生徒諸君がバタバタとレンジの周りに集まってきた。
「レンジ、大丈夫か!?医者呼んだ方がいい か!?」
「いやァァァ~~~!!レンジ君が壊れちゃ った!!」
「レスキュー隊はまだ来ないのか!?」
みんなが騒ぐ中、レンジはゆらりとマリンが現れたのを見逃さなかった。
「マ、マリン!!落ち着い…………!!」
ごぶしゃぁぁぁ!!!
金属バットで誰かの頭が吹き飛んだ音だ。
ぶしゅおぉぉぉ!!!
これは首筋辺りから血の吹き出た音………
ごべきぐしゃぼき!!!
うん、少なくとも10本は骨が折れたな♪
「ひどい……私はただレンジ様に美味しい お弁当を渡しただけですのニ………」
血みどろの教室の中、マリンは泣きながらたった1人しゃべっていた。
(ひどいのはあんただーーー!!!)
運良く無傷に終わったハル、レンジ、リュウイチは心の中で声を揃えた。
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