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ハル達2年D組の生徒一同はその後偶然通りかかった白魔導士に蘇生魔法をかけてもらい一命を取り留めた。
さて、話は放課後に移る…
レンジ
「俺もうやだこんなの…」
ふらふらと廊下を歩くレンジの後ろから呼びかける声がした。
少年E
「ぅお~い!!レンジィ!!」
振り返った先にいたのはツンツンの髪の毛と背の小ささが逆に目立つA組の小泉シンノスケだ。レンジと一緒にいたハルが手を振る。
ハル
「おっす、チビちゃん!」
次の瞬間ハルの体は約5メートル後ろへと吹っ飛んだ。シンノスケの電光石火のごとき燕雷光槍(スワローライトニングランス){※レンジ命名}がヒットしたからだ。
このスワローライトニングランスは背の小ささを利用したシンノスケが身をかがめて相手の懐に飛び込み、縮めた体をバネにして威力を高めたアッパーを死角であるあごの下より喰らわせるという難度Cの必殺技である。
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