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少しも歩かないところでまた足音が聞こえた
コツ、コツ、コツ・・・
絶対に人では無いと思った。
さっき見ていなかったのにこんなにすぐ聞こえる訳がない
コツコツ、コツコツ、コツコツ・・・
足音がだんだん速くそして近付いてくる・・・
コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ・・・
もうすぐそこまで来ている。
コツコツコツコツ、コツコツコツコツ、コツ、
私のすぐ後ろで足音が止まった・・・
恐る恐る振り替える
そこには・・・
何も無かった・・・
どーやら私の気のせいだったらしい
安心して前に振り返る
・・・
私の目の前には血だらけの赤い着物を着た若い女性が、垂らした髪の間から私を睨みつけていた
その後彼の行方はわからないまま、ただそのトンネルに彼の悲鳴が録音された携帯が落ちていた・・・
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