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今回の被害者は女性。
胸元から正中線を辿るかのように下腹部まで裂かれ、肉は左右に開かれ、内臓が外気に晒されていた。
まだ裂かれ、開かれたばかりなのか、うっすらと湯気が上る。
女性の口には布が詰め込まれ、悲鳴はくぐもった呻きにしかならなかった。
が、裂かれた時点で女性は意識を飛ばしていた。
肋骨が守る胸郭の中、心臓が規則正しく拍動を繰り返す。
男は糸を取り出すと、胃の入口と出口を縛った。
ナイフを手に取り、胃だけを取り出す。
女性が激痛で意識を取り戻した。
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