130人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
ジリリリ…
ジリリリ…
ジリ…ジ…
私は目覚まし時計を止めて時計の針を見た。
7:30
…「ャバィ!!」
学校に遅れてしまう!!
制服に袖を通し、鞄を急いで用意して階段に向かおうとた。
…「あっ!!」
私は思い返したように部屋に戻った。
「チェシャ猫~」
私は下にいる叔父さんに気づかれないように小声で言った。
「なんだいアリス??」 チェシャ猫が押し入れの中から眠たそうな声(あんま変わんないけど)で返事する。
「絶対外に出ちゃ駄目だよ!!」毎日これを言っている。だって見つかったら私、即逮捕だもんね。
「僕らのアリス君が望むなら」チェシャ猫の返事もいつもと同じだ。
それを確認すると私は階段を勢いよく下りた。
最初のコメントを投稿しよう!