刹那

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今は11月。 太陽が照り、降り積もった雪が輝く。         そんな中、俺は部活をしに10kmほど離れた高校へ行く。   朝の住宅街を歩く。 色々な朝飯の匂いがして気持ちがいい。       ザッザッザッ   あぁ…今日も来たよ。   ザッザッザッ…ザバッ!!!   「たっちゃん!おはよ!!」   「美雪」   「ん???」   「重い」   「挨拶の前にそれ?相変わらずクールとゆーか何てゆーか」   「はぃはぃ。てか、急がないと…バス…」   「あ!!!ほら!行くよたっちゃん!」       …俺が先に言ったんだが。   まぁいぃ。   で、俺が美雪と呼ぶコイツは、幼馴染みで同じ高校で同じ部活の「佐原 美雪」。 ちなみに女だ。   自慢じゃないが、女友達はコイツしかいない。   最後にはっきり言って…結構可愛かったりする。
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