Rose Road

2/18
171人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
申し遅れましたが、私はアリス・キャンベル。一応この物語りの主人公…なはず。     容姿を自分で言うのはおかしいかもしれませんが、赤い瞳に薄い桃色の髪の毛。ポニーテールを結ってて、長さは腰ぐらいまで。服装は、本の中に引きずり込まれる前の服装で、白のコートに、濃いピンクのチェック柄のミニスカート、インナーは薄いピンクの無地の半袖を着ている。     っと自己紹介はこの辺にしといて…。今、私は『残虐の国のアリス』の本の中に引きずり込まれ、真紅の薔薇が道の両端にズラッと咲いている。     「普通の…薔薇の道よね…?」   「その薔薇は君を襲うよ?…今は蕾だけどね。」     後ろから声がした。振り返ると、黒い兎耳をつけた……いや…生えてる、私より小さい男の子が立っていた。服は黒のチョッキに、Yシャツ、黒の短パンをはいていた。髪は黒のストレートのショートカットで目は赤。     「…貴方は?」   「僕は黒兎のアルノール。お前はアリスだな?」   「…えぇ…。でもなんで私の事を…?」     そう尋ねると黒兎のアルノールは、呆れたような表情をした。
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!