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あとがき
大学生だった友人らが六甲山で体験した事実に基づいてかきました。
彼女だけを逝かせてしまって彼はとても苦しんでいたそうです。
彼女の命日に、追悼ツーリングを行ったのですが、そのカーブに近づいてきたと思ったと途端に、彼はスピードをあげ、みんなから離れ先に行ったそうです。
嫌な予感と共に聞こえてきたCrash音。
みんなが彼に駆け寄るとすると、白く半透明な彼女が、倒れた彼の側に立っていたそうです。
一聞、怖い体験談なのですが、あえて残された立場ではなく残した立場、自分の状況が解らずにこの世を後にしたものの立場で書き下ろしてみました。
無論、遠くに旅立ってしまった彼女の本当の心情は、もう誰にも察するには至らないものだとは思いますが…
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