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変わらない町・・・・・・・・・・・・
それでも七年前のことは何も覚えてない
「ねぇ~ 覚えてる?この公園でよく遊んだよね」
はっきり言って何も覚えていなかった。でも真実の嬉しそうな顔がちょっと嬉しかった。
「ほら、この湖もよく来たよね」
思い出に触れることはできないけど今ここで真実といることがやけに楽しかった。
「ついたよ 梨木」
そこは、真実の家だ。これから俺はこの家で暮らさなければならない。親の都合でいつも引っ越しが多かっただから友達もできなかった。ここでは友達ができればいいが・・・・・・・・・・・
「ほら、早く家に入るよ」
それでも真実がいるだけましだと思う。
「お帰りなさい」
中から迎えてくれたのは真実のお母さんの未希さんだった。
「ここが梨木さんの部屋ですよ」
そこはベッドと机以外なにもない部屋だった。
「部屋を片付けたら夕食にしましょうか」
「はい!」
「手伝おうか?梨木」
「イヤイイよ・・・・・・・・・・」
自分のこれから住む場所だ自分でやりたいと思ったから・・・・・・・・・・・・
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