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町の人が行き交う。この島もそれほど田舎ではないらしい。
商店街を一通り見て回るどこに何屋があるか位は把握しておきたかったからだ。
「やっぱり 何も思い出せないや」
懐かしい感じはするのに思い出せないそんな気持ち悪いかんじだった。
公園・・・・・湖・・・・・・真実との思い出も・・・・・・
ふと目に飛び込んできた大きな木・・・・・・・・・何故か懐かしくいつしか俺はそこに向かっていた。
「でけえ木・・・・・・・・」
その木は周りの木とは違う大きさだった。近づくと歌声とともに同い年くらいの女の子がその木の下で歌っていた。
思い出の町 今は思い出せない
でも懐かしさは覚えてる
君と遊んだ公園 君と行った学校
私にとって全てに意味がある
桜の舞うこの町私の背中を押して
君に本当の気持ちを伝えるそれだけで
私は幸せだった
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