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ここはとある一年生の教室。
1-D
神田「あ~、歓迎会って何すんだろ~な~。」
仁田「パンフレットには載ってないね~。」
神田「まぁ、あの体育館から連想するにとんでもねぇパーティーになるんじゃね~の?」
仁田「確かにそうかも知れないね。」
神田「っていうか、お前が同じクラスだったとはな~。びっくりだよ。」
仁田「新垣君や千春さんは1-Cになったんだね。」
神田「あ~、つまんねぇ~」
新垣「ネガティヴなことばっか言ってんじゃねぇよ。」
神田「おっ!遊びに来たのか!」
新垣「今は自由時間だからな。」
歓迎会の準備が出来るまで自由時間になっている。
新垣の後に続き千春と何やら見知らぬ女の子が入ってきた。
神田「お~、千春も来たのか~・・・ん?誰その娘は?」
その女の子はこの学園の中では絶滅危惧種扱いの貧乳であった。
―貧乳―
それは神田にとって、流行語大賞にしたい程の言葉。
―貧乳―
それは神田にとっての生きる基礎。
―貧乳―
それは神田にとってモラル制御装置を外す為のカギ。
―貧乳―
それは・・・
神田「大好物~!!」
???「ひぅっ!」
新垣「チェ・ホ○マ~ン!!」
ドッ!!
口走った言葉は不明だが、新垣は女の子に飛びかかった神田めがけ回し蹴りを放った。
神田は新垣の蹴りによって吹き飛び、机をなぎ倒しその果てに倒れていた。
新垣「ったく。お前は貧乳っ娘を見ると何時もそうだな。」
神田はムクリと起き上がった。
神田「この巨乳率99%以上の学園で、残り1%未満の貧乳っ娘だぞ?飛び付いて当然だっ!」
新垣「威張んな。あと、貧乳っ娘見て飛び付くのはお前だけだ。」
千春「ちょっと二人共!そんな事ばかり言ったら日照ちゃんが可哀想でしょ!?」
新垣「あ、あぁ、ゴメン。」
神田「お、おぉ、スマン。」
日照「い、いいんですよ!千春さん!」
神田「へ~。君、日照ちゃんって名前なんだ~。」
日照「は、はい!私、聖天寺 日照と言います!よろしくお願いします!」
神田「聖天寺 日照ちゃんね!よろしくお願いしま・・・ん?聖天寺?」
日照「はい!姉は聖天寺 天津。この学園で理事長を努めてます!」
・・・・・・・・。
神田「いぃ――――――――っ!?はい、皆もご一緒に!」
クラス一同「いぃ―――――――っ!」
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