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新垣や千春の後に教室にやって来た少女。
それは、何と真聖天学園理事長 聖天寺 天津の妹だった!
聖天寺 日照。それが彼女の名だった。
神田「はい!学園の皆さんも一緒に~!いぃ―・・・」
新垣「もうえぇやろ!っていうか皆を巻き添えにそのギャグを使うなよ。」
間髪入れずに新垣が止めに入る。が、
千春「いぃ――――っ!( ̄日 ̄;)」
新垣「・・・千春ちゃん?」
千春「あ、あれ!?あ・・あはは(^。^;)」
新垣「って、日照ちゃんもやろうとしない!」
日照「は、はいぃ!」
神田「何だよ~!日照ちゃんだって悪気があってした訳じゃないだろ!?怒鳴らなくたっていいじゃないか!」
日照「あっ・・・///」
新垣「ツッコミしただけなんだけどな・・・っていうか、日照ちゃんの肩に手を置くなよ。」
日照の顔は真っ赤になり、緊張して固まってしまっている。
新垣「あっ!おい!止めろ!」
神田「あれぇ?やけに焦ってますなぁ新垣くん?君、巨乳好きじゃなかったっけ~?」
神田は更に日照を抱き寄せていた。
日照「あっ・・・ウッ!だ、だめ・・・!」
神田が日照を抱き寄せた瞬間、日照は身体を大きく震わせ何かを小声で口走っている。
神田「・・・・?」
新垣「あ~~・・・(汗)」
新垣は手で顔を覆い、ため息を吐いている。
千春も何だか怯えているようだ。
日照「・・・ハナセ・・・。」
神田「ん?」
日照「ハナセ!!」
ガッ!ガタ!ガシャッ!
「キャ――――っ!」
余りにも一瞬の出来事で、神田は理解出来なかった。
何者かに首を締め付けられた!
神田はクラスの女子達の悲鳴でようやく、事の状況がわかった。
今、自分に馬乗りになり、自分の首を締め付けている犯人。
それは、日照だった。
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