パーティーって言っても知らない人ばかりだと気まずい

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一方、天次側は・・・。 天次「大丈夫か?」 日照「あ・・・は、はい・・・。」 天次は、小さく踞る日照に声を掛けた。 日照は、ツンツンヘアーの少し目付きの悪い天次にびくびくしていた。 天次「・・・?」 そんなことも知らず、天次は以前小さくなっている日照を心配している。 日照も慣れてきたのか、びくびくした様子は無くなってきた。 天次「立てるか?」 天次は、日照に手を差し伸べた。 日照は、初めはビクッとなりながらも、天次の手を借りて立ち上がった。 日照「あ、ありがとうございます・・・///」 天次(かわいい・・・。) なでなで 日照「ふぇあ!?」 天次は、無意識の内に日照の頭を撫でていた。 日照は真っ赤になった。 天次「ご、ごめん!つい・・・。」 日照「い、いぇ・・・///」 二人の顔は真っ赤になり、俯いている。 二人に良い雰囲気が漂う。が、 ・・・・・・・・・。 神田「ゴ、ゴホ。」 日照「!!」 天次「!!」 この、良い雰囲気をぶち壊したのは、神田 咲夜だった。 これ以上やると話が進まないから・・・いや、単なる妬みであろう。 神田「ほんわかタイムは終わりにして、日照のあれの理由を聞かないとな。」 日照「!!・・・そ、それは・・・その・・・・・。」 新垣「そいつは俺が教えてやる。」 新垣は日照をチラッと見て、真相を語りだした。 新垣「日照ちゃんは生まれつき、幽霊に憑依されやすい身体なんだよ。」 神田「じゃあ、あの時・・・。」 新垣「あぁ。彼女を守ろうとして出てきた女性の幽霊だな。昔から憑いていたみたいだ。」 千春「日照ちゃんは、新垣君がお寺の人だって知って、相談しに来たんだよ。(^-^)」 神田「へぇ~。58へぇ~ぐらいだな。でも、何で幽霊が日照を?」 新垣「それが・・・まだわからんのだ。あの女性が答えてくれないのだ。」 日照「ご、ご迷惑お掛けして本当にすみませんでした!!」 神田「いやぁ、良いんだよ~♪良い物揉めたし♪また、スキあらば・・・・・。」 神田は手に残った感触を確かめ、ニタァっと薄ら笑いを浮かべた。 日照「ひっ!」 日照は寒気がしたらしく、ビクッとした。 神田「ハハハ!冗談だよ~!しないよ~!ごめんね?」 日照「い、良いんですよ。私も、首絞めちゃったりしてすみません・・・・・。」
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