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神田「良いんだよ~そんなの~。これで仲直りだね~♪」
日照「・・・はい。」
神田は日照の頭をなでた。
頬は赤くなっているものの、天次の時より大人しい日照。
それを、ただ黙って見つめる天次。
それを、見つめる新垣。
神田と日照を見つめ、少し嫉妬している千春。
同じく二人を見つめ、少々興奮気味の田丸。
いつの間にか存在すら忘れられていた、仁田。
ベ○ー○ターラーメンを作る、おやつカ○パニー。
先程までの騒ぎから一転。かなり穏やかになっていた。
新垣の説明に納得した者も多い筈だ。
天次「・・・・・。」
新垣「やきもちですかい?天次君。」
天次「ち、違う!・・・ただ、俺の時とは全然違うなと思って。そう言えば、どうして俺の名前を?」
新垣「正義の暴走族“ピース・クリエイター”のリーダー 七津野 天次。結構、有名だよ。」
天次「そ、そうなのか?地味に活動してるんだけど・・・。」
新垣「あっ、俺の名前は、新垣 誠。よろしくな!あの日照ちゃんの頭を撫でてるのが神田 咲夜って言う変態野郎。んで、俺の隣にいるのが神田の幼なじみの新谷 千春ちゃん。それと、あの存在感激薄の丸刈りが仁田 学。あとは、あんたがさっき助けた・・・。」
天次「聖天寺 日照。」
新垣「そそっ!まぁ、皆良い奴らだから仲良くしようぜ!」
天次「ああ、よろしくな。んで、何で日照ちゃんは神田に撫でられて、あんなに大人しいんだ?俺の時とは全然違う。」
新垣「あぁ~、あいつには妹がいるからな。それのせいか、ああいう風に、手なずけるのは早いんだ。」
天次「ほう。」
新垣「本当はやきもち妬いてるんじゃないの~?」
天次「や、妬いてな・・・・」
<歓迎会の準備が整いました。生徒ならびに職員は体育館に集合して下さい。>
天次が喋ると同時に、アナウンスが流れた。
神田「むっ!遂にできたか!」
千春「咲夜!行こ~(^o^)/」
神田「あっ!ちょっ・・・コラ!」
日照「・・・?」
千春は神田と日照を引き離すように、神田の腕を掴み引っ張って行った。
当然、日照にはその理由がわからない。
新垣「向こうも、やきもちですか~。いゃぁ、青春ですなぁ。」
天次「俺達も行くぞ。」
日照「は、はい!」
田丸「そだね~!」
残りの4人も神田と千春の後を追い、体育館へ向かった。
仁田「ちょっと!僕の事忘れてない!?」
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