パーティーって言っても知らない人ばかりだと気まずい

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~一方、二年生はと言うと~ 菜之「あ~も~っ!神っちの奴~!」 名取「まぁまぁ、神田君らしくて良いじゃないか~。」 菜之「いいや!私を無視するなんて良い度胸よ!絶対蹴り入れてやる!」 名取(こういう所が、皆に好かれてるのかな?) 入学式で自分を無視した神田をまだ恨んでいる菜之と、まったく検討違いの答えを導き出す名取。 このコンビの間には、もう一人女性がいた。 名前は鳴嶋・アカネ・ネイサン。 名前の通りハーフの娘なのだが、何故か喋りが関西弁。 菜之からは、『エセ関西弁』と言われており、いつも『トリトリ姉さん』と呼ばれている。 菜之と名取とは小学校からの友人で、神田達3人とも面識がある。 菜之「ね~トリトリ~だって許せないでしょ~?」 アカネ「ウチはどっちでも構えへんヨ~♪」 同意を求める菜之に対し、梅酒の様にサラリと返答するアカネ。 名取「あまり根に持ちすぎるのは良くないよ?」 アカネ「そそっ!ネチッこすぎると男子からモテへんヨ?」 菜之「神っちがいるもん・・・。」 名取「君にとって神田君は只の玩具でしょ?」 菜之「ありゃ?バレちゃった?」 アカネ「やっぱり二人はFRIENDLYやネ~!それともLOVELOVE?」 名取「FRIENDLYだよ~♪」 菜之「FRIENDLYだよ~♪」 アカネ「あ~っ!ハモった~!」 そんなこんなで三人は体育館に着いた。 菜之「あ~~~~~っ!」 名取「玩具発見っ!かな?」 体育館に着くと同時に神田を発見した菜之は、神田に向かって突進していった。
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