二度目の再開

3/6
前へ
/142ページ
次へ
翔は思わず携帯の着信を押してしまった。 翔は無言だった。と、言うより何を話せばいいのか分からなかった… すると受話器の向こうから、か細い声で美菜子が…「元気?今、仕事中?」 翔…「仕事中だよ!」 美菜子…「ごめん!電話切るよ。」 咄嗟に翔が…「美菜子も元気か?」 「う…ん……」 俺はすぐに美菜子の異変に気付く… 「どうしたの?旦那さんとうまく言ってるか?」 と、出来る限り明るく言った。 その言葉を言った途端受話器の向こうは…「ツーツー……」電話が切られていた。 翔は美菜子の事が心配で、リダイヤルを押す。しかし、その日一日美菜子の電話に繋がる事はなかった。 仕方なく一本のメールを美菜子に送った。
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

511人が本棚に入れています
本棚に追加