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~裁判当日~
携帯を気にしながらコンビニで美奈子を待っていた。
♪♪♪……
携帯の着信が鳴り響く…
美奈子からの着信だった。
翔「お疲れ様!
どうだった?」
美奈子「そっちに着いたら話すよ。後5分くらいで着くよ!」
翔「うん!」
美奈子の車が翔の隣に停まった。
と、同時に翔の携帯の着信音が鳴り響く…
ん?美奈子から?
横にいるのになんで???
横にいる美奈子を見ても、携帯を持ったままこっちを見ようともしない…
仕方なく翔は電話をとった。
美奈子「ここのコンビニに、知り合いがいたら困るから場所移動していい?」
翔「いいけど…
昨日言えばよかったのに…
それに今日から独身だから気兼ねしなくていいんじゃない?」
翔は、美奈子をちゃかすようにそう言った。
美奈子「ごめんなさい。
昨日は何も考えてなくて…
って言うか、まだ、既婚です。離婚届け出すのにまだ一週間位かかるからね!」
翔「今日出すんじゃないんだ?」
美奈子「今日決まっても裁判所から通知が来ないと出せないんだよ!」
翔「そうなんだ…
つまんないね!(笑)」
美奈子「そんな事より、場所移動するから私の後についてきてね!」
翔は美奈子の車の後について車を移動した。
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